ジョニー・デップ主演、水俣病を描く新作『Minamata』予告編が公開
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られる俳優のジョニー・デップが、水俣病の惨禍を世界に伝えたアメリカ人写真家ユージン・スミスさんを演じた新作映画『ミナマタ(原題) / Minamata』のインターナショナル版の予告編が、英国配給などを手がけるヴァーティゴ・リリーシングのYouTubeチャンネルで公開された。
【動画】『ミナマタ(原題) / Minamata』予告編(英語)
本作は、ウィリアムさんと元妻のアイリーン・美緒子・スミスさんが共著した「写真集 水俣」が原作。第2次世界大戦でフォトジャーナリストとして名を馳せたユージン・スミス(ジョニー)が、1971年に、ライフ誌の編集者ロバート・ヘイズ(ビル・ナイ)の依頼で、チッソ社による公害に苦しむ日本の沿岸都市・水俣を訪れ、水俣病患者やその家族たちの姿と、彼らの闘いを記録する姿を描く。
予告編では、戦場の記憶に苛まれるユージンが、患者であふれる水俣を訪れ、大企業の妨害によって生涯消えない傷を受けながらも、真実を記録していく姿が映し出されている。撮影は日本でも行われ、真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼、美波らが出演。監督はプロデューサー、俳優、芸術家としても活動するアンドリュー・レヴィタスで、デヴィッド・ケスラーらが脚色した。(編集部・入倉功一)